【押入れからクローゼットへ改修】使いやすさとデザイン性が大幅向上した収納へ|東京都大田区 I様邸(マンション)

施工内容 ・押入れ内部解体
・中段・天袋撤去(必要箇所)
・下地補修・内部クロス仕上げ
・枕棚・ハンガーパイプ新設
・クローゼット折れ戸取付
・建具枠の調整・仕上げ
建物形態 マンション
施工地域 東京都大田区
使用商材 【クロス】サンゲツ SP-9712(ホワイト系)
【フロアータイル】サンゲツ WD-2084(ブラックチェリ-)
施主 大田区にお住いのI様
お問合せの種類 ホームページをご覧になって
担当者 西野 美友紀
担当者からのコメント

押入れのクローゼット化は、棚を外してパイプを取り付けるだけの簡単な工事ではなく、内部構造や下地の状態を正しく把握し、細かな調整を行うことが重要です。特にマンションでは、建物への負荷を考慮しながら丁寧に施工を進める必要があります。

今回は、下地の補強をはじめ、内部をクロスで仕上げ、耐久性の高い収納パーツを採用し、洋室に自然に馴染む折れ戸へ変更するなど、耐久性とデザイン性の両面に配慮しながら施工を行いました。

その結果、見た目にも機能的にも、長く快適に使えるクローゼットに生まれ変わりました。


COMMENT

従来の押入れが抱えていた課題と、I様の収納に関するご要望

I様邸の押入れは、中段や棚が固定されている典型的な和室仕様で、奥行きが深いことがかえって使いにくく、収納が有効活用できていませんでした。

また、内部のベニヤは経年による汚れが目立ち、洋室化された室内の雰囲気とも合わない状態でした。

I様からは、

  • 洋服を掛けられる収納がほしい
  • 内部を明るく清潔にしたい
  • 使いやすい扉に交換したい

というご要望をいただき、押入れをクローゼットとして再構成するプランをご提案しました。

使いやすいクローゼットへ生まれ変わるまでの工程紹介

① 押入れ内部の解体と下地補修

まず、中段や棚受けを丁寧に撤去し、内部の構造材を確認しながら下地補修を行いました。

押入れは和室特有の寸法で作られているため、そのままではクローゼットとして機能しません。段差や傷みがあった部分も補強し、後のクロス仕上げに備えて平滑な下地へ整えています。

② 内部クロス仕上げ

内部を白クロス(サンゲツ SP-9712)で仕上げることで、光の反射が良く、収納物が見やすい空間に。

押入れ特有の暗い印象がなくなり、開いた瞬間の清潔感も大幅に向上しました。

③ 枕棚・ハンガーパイプの新設

内部が整った後は、クローゼットとしての使いやすさを高めるため、枕棚とハンガーパイプを新設しました。

枕棚はバッグや小物類を置くスペースとして機能し、ハンガーパイプは耐荷重に優れた金物で固定し、長く使用しても安心できる仕様です。

④ 折れ戸(木目デザイン)への交換

従来の押入れは引き違い戸のため、どうしても開口幅が狭く、内部の全体が見えないことが多い仕様でした。

今回は折れ戸へ変更することで、開口部が一気に広がり、収納物の出し入れがスムーズに。木目デザインの扉は洋室にも自然に馴染み、デザイン面でも大きく向上しています。

⑤ 枠まわりの調整と仕上げ

内部が洋室仕様になったことで、見切り材や枠まわりも合わせて調整しました。

床材との取り合いも丁寧に処理し、全体として違和感のない高品質な仕上がりへまとめています。

施工後の仕上がり

完成したクローゼットは、押入れの面影を残さないほど使いやすく、デザイン性にも優れた空間に仕上がりました。

以前は奥に眠ったままの荷物が多かった押入れも、

  • 掛ける収納
  • 置く収納

をバランスよく配置できるようになり、収納力と利便性が飛躍的に向上しています。

I様からも、

「こんなに使いやすくなるとは思わなかった。扉が変わっただけで部屋の雰囲気まで明るくなりました」

と嬉しいお言葉をいただきました。

まとめ|押入れの“使いにくさ”は、クローゼット化で劇的に変わります

次のようなお悩みがある方には、押入れのクローゼット化がおすすめです。

押入れが物置になっている

洋服を掛けられる収納がほしい

室内のデザインに統一感を出したい

開口幅が狭く、奥まで使いにくい

I様邸のように、押入れは大きく手を加えることで、使い勝手の良い収納へ生まれ変わります。

収納リフォームをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。